「介護にまつわる意識調査」
調理、準備・配膳、介助、後片付けまでを含めた
平均所要時間は79.3分
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今回は介護の日(11月11日)に向けて発表した「介護にまつわる意識調査」について触れていきたいと思います。
キューピー株式会社様ホームページより抜粋
https://www.kewpie.co.jp/company/corp/newsrelease/2018/64.html
調査対象: 男性・女性、年齢不問、全国
■有効回収数: スクリーニング調査 13,422人 本調査※2 100人
※2 スクリーニング調査の13,422人のうち、要介護認定がある家族と同居しており、要介護者に介護食や食事を作りまた、食事に関する介護に負担を感じている人を対象とした。
60代以上の人が要介護者の食事にかける時間は平均よりも“30分以上”長い
「要介護者の食事にかける時間」について尋ねたところ、食事の調理、準備・配膳、介助、後片付けまでを含めた平均所要時間の合計は79.3分という結果でした。介護を行う家族が60代以上の場合は、109.6分と全体の平均所要時間の合計よりもさらに30分以上長く、要介護者の食事関連の介護に時間をかけていることが分かりました。
さらに、「要介護者の食事の回数」について尋ねたところ、9割以上の要介護者が「朝・昼・夕」の3食をきちんと取り、「午後のおやつ・間食」についても4割以上が召し上がっていました(資料なし)。
介護を行う家族が食事への負担を感じる中で、要介護者にとって“食事は楽しみ”であり、3食きちんと準備していることが分かりました。
市販の介護食品の利用も増えている
「市販の介護食品の利用有無」について尋ねたところ、「すべて手作りしている」(30.4%)、「手作りすることもあるが、一部市販の介護食品を利用している」(52.7%)でした。2018年は2017年と比べて、すべて手作りしている人は12.9%減り、一部市販の介護食品を利用している人が15.4%増えていることが分かりました。 さらに、2018年は、市販の介護食品を利用している人(ほとんど市販の介護食品を利用している人も含む)が全体で6割弱であるのに対し、重度の介護(要介護4、5)に携わっている人は7割弱が市販の介護食品を利用していました長期にわたる介護を無理なく継続するため、上手に市販の介護食品を利用していると推測されます。
今まではあまり調理をしなかった男性が、介護を必要となった配偶者のお食事を作るようになってきており、市販品の介護食を上手く利用して、市販品の介護食が一般家庭でも浸透してきた背景が映し出されていると思います。
一方、食事の回数は、9割以上の要介護者が朝・昼・夕の3食をきちんと取り、4割以上が「午後のおやつ・間食」までしっかりと取っています。
介護を行う家族25.5%の人が食事への負担を感じる中で、要介護者にとって“食事は楽しみ”であり、同居している人の多くが、負担を感じながらも三食きちんと準備しています。
しかも「すべて手作りしている」という人が30.4%。「手作りすることもあるが、一部市販の介護食品を利用している」人が52.7%と要介護状態になっても「食事」に対しての楽しみを介護をする側される側も感じていることがわかる調査内容です。
私たち「博多工場」は要介護者が生活する介護施設・病院様向けにお食事を作り、お届けしています。もちろん厨房で働くスタッフ様の負担軽減や人員不足のお役に立つことも大切ですが、私たちが一番大切にしていることは「食事」を楽しみにしている方たちへ「おいしいお食事」を届けることです。
「味える御膳」は味や食材の大きさ、食感、色彩や見た目を喜んでもらえる商品にしていけるよう「食の楽しみ」を忘れず皆様へお届けしていきます。